「COLUMNS関数の使い方」と「COLUMN関数との違い」

本記事では、COLUMNS関数の使い方とCOLUMN関数の違いに関して解説します。

はじめに

先日の記事では、ROW関数を解説しました。
本記事では、COLUMNS関数の使い方COLUMN関数の違いに関して解説します。

【COLUMN関数】使い方と解説

本記事では、ExcelのCOLUMN関数について詳しく解説しています。 引数として渡されたセルの列番号を返すため、Excelの様々なシーンで活躍する関数です。

COLUMNS関数の説明

COLUMNS関数とは、関数の引数として渡されたセルの列数を返すExcelの関数です。
COLUMN(列)」と「複数形S」を組み合わせて、
COLUMN(行)が複数存在≒列数という関数名の由来になっていると考えられます。

COLUMNS関数とは、関数の引数として渡されたセルの行数を返すExcelの関数です。
「COLUMN(列)」と「複数形S」を組み合わせて、
COLUMN(行)が複数存在≒行数という関数名の由来になっていると考えられます。

COLUMNS関数の文法(型と引数)

COLUMNS(配列)

説明:

  • 配列列数を返します。

引数:

  • 配列
    • 列数を調べる配列、配列数式、またはセル範囲を指定
ROWS 関数 – Microsoft サポートより、データ分析ドットコムで改変

Excel関数のダイアログには、次のように記載されています。
Excel関数のダイアログを使いこなせば、関数の意味や使い方も理解できてしまいます。

Excel関数のダイアログの使いこなす方法は、記事末尾に記載しておきます。

COLUMNS関数:
行数を返します

COLUMNS関数の使用例

COLUMNS(C3) -> 1

=COLUMNS(C3) と入力すると、C3というセルの列数を求めます。
C3は1列だけからなるセルなので、戻り値は1になります。

COLUMNS(D7:F7) -> 3 

D7からF7までのセル範囲の列数を求めます。
D7からF7までは3列からなるセル範囲なので、戻り値は3になります。

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COLUMNS関数とCOLUMN関数との違い

大きく次の2点です。

  1. COLUMNS関数は引数を省略できない
  2. COLUMNS関数は列番号、COLUMN関数は列数

「COLUMNS関数は引数を省略できない」の理由は、COLUMNS関数は列数を返すため、
引数を指定しないと、列数を調べようがないからです。

COLUMNS関数とCOLUMN関数との違い:
COLUMN関数は行番号、COLUMNS関数は行数

最後に

今回は、ExcelのCOLUMNS関数について解説しました。
ROWS関数は、列数を返すことができます。

また、今後の記事でCOLUMNS関数の活用方法に関しても紹介する予定です。
Excel関数のダイアログの使い方については、記事末尾に記載していますので、ぜひ参考にしてください。

参考記事

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