「ROWS関数の使い方」と「ROW関数との違い」

本記事では、ROWS関数の使い方とROW関数の違いに関して解説します。

はじめに

先日の記事では、ROW関数を解説しました。
本記事では、ROWS関数の使い方ROW関数の違いに関して解説します。

ROW関数の使い方と解説は、次記事の通りです。

【ROW関数】使い方と解説

本記事では、ExcelのROW関数について詳しく解説しています。ROW関数は、引数として渡されたセルの行番号を返すため、Excelの様々なシーンで活躍する関数です。具体的には…


ROWS関数の説明

ROWS関数とは、関数の引数として渡されたセルの行数を返すExcelの関数です。
ROW(行)」と「複数形S」を組み合わせて、
ROW(行)が複数存在≒行数という関数名の由来になっていると考えられます。

ROWS関数の由来

ROWS関数の文法(型と引数)

ROWS(配列)

説明:

  • 配列行数を返します。

引数:

  • 配列
    • 行数を調べる配列、配列数式、またはセル範囲を指定
ROWS 関数 – Microsoft サポートより、データ分析ドットコムで改変

Excel関数のダイアログには、次のように記載されています。
Excel関数のダイアログを使いこなせば、関数の意味や使い方も理解できてしまいます。

Excel関数のダイアログの使いこなす方法は、記事末尾に記載しておきます。

ROWS関数:
行数を返します

ROWS関数の使用例

ROWS(C3) -> 1

=ROW(C3) と入力すると、C3というセルの行数を求めます。
C3は1行だけからなるセルなので、戻り値は1になります。

ROWS(C11:C13) -> 3

C11からC13までのセル範囲の行数を求めます。
C11からC13までは3行からなるセル範囲なので、戻り値は3になります。

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ROWS関数とROW関数との違い

大きく次の2点です。

  1. ROWS関数は引数を省略できない
  2. ROW関数は行番号、ROWS関数は行数

「ROWS関数は引数を省略できない」の理由は、ROWS関数は行数を返すため、
引数を指定しないと、行数を調べようがないからです。

ROWS関数とROW関数との違い:
ROW関数は行番号、ROWS関数は行数

最後に

今回は、ExcelのROWS関数について解説しました。
ROWS関数は、行数を返すことができます。

また、今後の記事でROW関数の活用方法に関しても紹介する予定です。
Excel関数のダイアログの使い方については、記事末尾に記載していますので、ぜひ参考にしてください。

参考記事

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