CONCATENATE関数の構文解説 – 単一セルからのテキスト結合 – DL有 –
本記事はCONCATENATE関数を解説します。
複数の文字列を結合するために使用されます。
CONCATENATE関数はEXCEL 365、EXCEL 2010以降で利用可能です。
単一セルの結合ができ、区切り文字の指定はできません。
Microsoft Excelの「文字列操作関数」のカテゴリに属します。
目次
こんな時に便利!
CONCATENATE関数を使わない場合、
&を追加、手動で結合する必要があり、時間がかかる上にミスが発生しやすくなります。
CONCATENATE関数を使用すると、簡単に一つのセルに結合できます。
CONCATENATE関数の解説
解説を読む前に、巻末の参考記事もチェックしておくと良いため、時間があれば覗いてみてください。
CONCATENATE関数とは
[関数の検索]のテキスト内に、「結合」と入力し、[検索開始]をクリックすると、
「結合」関連の関数がヒットします。
詳細の使用法に興味のある方は巻末の参考記事をご拝読ください。
複数の文字列を結合して 1 つの文字列にまとめます。
[関数の挿入]ダイアログより
CONCATENATE関数は、コンカティネイト呼び
複数の文字列を結合するために使用される関数です。
例えば、氏名や住所を結合する際に役立ちます。
この関数を使用することで、手動での結合作業が不要になり、作業効率が向上します。
まさに、CONCATENATEが連結と訳される所以です。
EXCELのCONCATENATE関数は、「コンカティネイト関数」と呼びます。
CONCATENATE(コンカティネイト)は、連結するという意味です。
CONCATENATE関数の構文
CONCATENATE関数の基本的な構文は次の通りです:
=CONCATENATE(文字列1, 文字列2, ,…, [文字列225])
※[]は省略可能な引数
各引数の詳細は以下の通りです:
第1引数:文字列1
文字列1:
文字列1,文字列2 … には 1 つにまとめる 1 ~ 255 個までの文字列を指定できます。
[関数の引数]のダイアログボックスより
引数には文字列、数値、または単一セルの参照を指定します。
第1引数には、結合する最初の文字列を指定します。
この文字列はセル参照や直接入力が可能です。
第2引数:文字列2
文字列2:
文字列1,文字列2 … には 1 つにまとめる 1 ~ 255 個までの文字列を指定できます。
[関数の引数]のダイアログボックスより
引数には文字列、数値、または単一セルの参照を指定します。
第2引数には、結合する次の文字列を指定します。
この文字列はセル参照や直接入力が可能です。
最大 255 項目と合計 8,192 文字まで指定できます。
CONCATENATE関数の使用例
姓と名を結合してフルネームを作成してみましょう。
姓 | 名 |
山田 | 太郎 |
佐藤 | 花子 |
鈴木 | 次郎 |
解答
CONCATENATE関数を使用して、
姓と名を結合してフルネームを作成します。
任意セルをクリックして、[関数の引数]ダイアログを起動し、
次のようなセル範囲を指定します。
[関数の引数]ダイアログを起動は、巻末の参考記事を拝読ください。
「OK」をクリックすると、次の関数がセルに挿入されます。
=CONCATENATE(A2, B2)
A2セル「山田」とB2セル「太郎」が結合(CONCATENATE)されます。
山田太郎
C2セルをコピーして、C3とC4までコピーします。
数式のコピーの動作は、こちらを拝読してね
最後に
CONCATENATE関数は、CONCATENATE(コンカテネート)という語源と考えられ、複数の文字列を結合ができる関数です。
また、ExcelのCONCATENATE関数は、EXCEL 365、EXCEL 2010以降で利用可能です。
複数の文字列を一つにまとめたい時に、この記事を参考にしてください。
解答付きサンプルデータ
解答付きサンプルデータが欲しい方は、下記からダウンロードしてください。
参考記事:
Excel関数を操作するための基本概念です。基本概念を理解すると、各関数の理解がより深まります。
構文に関する記事
Excel関数の引数と戻り値は何だっけ?という時に、役立つ記事です。
ダイアログボックスの使い方に関する記事
Excel関数名は何だっけ?VLOOKUP関数の使い方は何だっけ?という時に、ダイアログボックスを使うと便利です。
下記はそのダイアログボックスに関する記事です。
参照形式に関する記事
関数式をコピーする時はどうしたらいい? $マークは、どう付けたらいいだろう?
といった悩みをお持ちの方は以下をご覧ください。