数式の原則|Excel関数を学ぶ前に
皆さんが最も馴染みがあり、最も仕事で関わりがある、ツールと言えば?
Excelがその一つではないでしょうか。
うまく使いこなすことで最も仕事の質が向上する可能性のあるツールです。
そのためビジネスパーソンにとって最も習得すべきツールといっても過言ではありません。
とういうことは、Excelを習得できれば、
仕事が今よりもできる≒スケールアップしている状態になっている(仕事の処理能力が高くなり、仕事が今よりもできる)ということです。
目次
Excel関数の重要性
多くの企業が使っている表計算ソフトがある。Excelである。これほど浸透しているソフトウェアも珍しい。…(中略)…。ビジネスパーソンにとって、Excelは非常に身近で、それほど扱いが難しいわけでもなく、工夫次第で色々と使える便利なツールである。
高橋威知郎. 『最速で収益につなげる完全自動のデータ分析』. クロスメディア・パブリッシング(インプレス) 2020年 P.4
Excel関数は・・・
- 【簡略】Excelの操作・作業を簡略化できること
- 【簡単】Excelデータ処理系の中でも、「Excelマクロ」「Excel Pivot」「Power Pivot」に比べ、難易度が低いこと
要は、作業を簡略化でき習得が比較的簡単ということです。
一言でいうと便利ということです。
単に便利なだけでなく、Excel関数の対応範囲は広いこともあり、利用できる仕事の幅が広いです。
Excelはビジネスシーンで利用でき、その中でExcel関数はスケールアップ(仕事の処理能力が高くなり、仕事が今よりもできる) の鍵と言えるのではないでしょうか。
Excel関数の便利さ
Excel関数とは、Excel上の複雑、且つ、大変な作業を簡略化できる便利パッケージです。
今流行りの言葉で置き換えるならば、Excel関数≒機械化とも言えるのではないでしょうか。
便利パッケージとは何か?機械化とは何か?に関して、次のお題を例にして説明します。
【方法1】手入力よりも、【方法2】Excel関数の方が簡略化されていることが分かるでしょうか。
【方法1】手入力では・・・
”=A1+A2+・・・・・・・・+A99+A100”と100回
も足し算を入力するのに対して、
【方法2】Excel関数では・・・
=SUM(C2:C17)
で済みます
Excel関数は、Excelの操作が簡略化された便利パッケージで、機械化されているような感覚を体感できたのではないでしょうか。
【方法1】手入力/【方法2】Excel関数のどちらでも、得られる合計値は100です。結果は同じでもプロセスが圧倒的に異なります。
【方法2】Excel関数は、【方法1】手入力の方に比べ、簡単で、早く、間違う確率が少ない方法です。
なぜならば、【方法1】手入力では、A1~A100の100回分も手入力で足し算をする必要がありますが、【方法2】Excel関数はその必要がないからです。
もし、100、1000、10000回分だったら考えたら、ゾッとします。上司から修正指示があれば、さらにゾッとしますね。
Excel関数はこのような手間が増えるほど、威力を発揮します。
Excel関数の対応範囲の広さ
Excel関数は種類が豊富であるため、様々なシーンに対応でき、対応範囲の広さも強みです。
Excel 2019では、全486関数もあります。
「データ分析の基本統計量に関する関数」であれば、
- SUM関数=合計値
- AVERAGE関数=平均
- MAX関数=最大値
- MIN関数=最小値
- MEDIAN関数=中央値
- ・・・・
等があります。全486関数もあると、そんなに覚えられないという気持ちになるかもしれません。
しかしながら、Excel関数はよくできており、機能別に分類され、
さらに、
ヘルプ機能からの検索機能があります大まかに種類を理解していれば問題ありません。
“ググる”という言葉もあるように、
WEB検索エンジンも有効な検索方法になるため、特に心配は不要です。
Excel関数の種類に関しては、次回紹介します。
まとめ
Excel関数は便利で、対応範囲が広く、重要性が高いことを理解していただけますでしょうか。
- Excelほど、馴染みがあり、広く浸透しているツールもない
- ゆえに、ビジネスパーソンにとって必須スキル
- ゆえに、”Excelができるorできない”では、大きな差になる
- Excelの中でも、Excel関数は便利パッケージ≒機械化されているパッケージ
- だからこそ、最も簡単で習得しやすい
上手く活用できるように、そして、その魅力にハマるように、取り上げていきたいと考えております。
引き続き、よろしくお願いします