数式の原則|別々のデータを数式の引数に一括指定する方法
EXCELを使用する際、データが複数の表に分割されていることがよくあります。
別々のデータを関数の引数に一括指定するケースがあります。
この記事では、
具体的に、COUNT関数を使用して、
別々のデータ範囲を一緒にカウントする方法を具体的な手順とサンプルデータを使って分かりやすく解説します。
他のEXCEL関数でも汎用的に使える技です。
つまり、全関数共通の考え方と操作方法です。
別々のデータを関数の引数に一括指定する方法
1.ダイアログボックスによる方法
サンプルデータ
手順A
[関数の引数]ダイアログボックスを使用すると、
「引数の入力結果」「数式の結果」が即座に表示され、エラーを発見しやすくなります。
- 任意のセルを選択: まず、結果を表示したいセルを選択
- 関数の挿入: 数式タブから「関数の挿入」をクリックし、関数ウィザードを開く
- COUNT関数の選択: 「COUNT」と入力して関数を検索し、選択
- 引数の入力:
- 第1引数の値1で
、B2:D4
を選択 - 第2引数の値1で、
B7:C9
を選択
- 第1引数の値1で
ダイアログボックス内で「OK」をクリックすると、次のような数式がセルに挿入されます:
=COUNT(B2:D4, B7:C9)
この関数は、指定された2つの範囲内の数値のみをカウントします。
手順B
ダイアログボックスの第1引数を指定する際に、Ctrlキーを押しながら範囲を選択しても同様のことが可能です。
裏手順だと、なぜか「引数の入力結果」が表示されません。
そのため、裏手順よりも手順の方法がおススメです。
- 任意のセルを選択: まず、結果を表示したいセルを選択
- 関数の挿入: 数式タブから「関数の挿入」をクリックし、関数ウィザードを開く
- COUNT関数の選択: 「COUNT」と入力して関数を検索し、選択
- 引数の入力:
- 第1引数の値1で、
B2:D4
を選択し、Ctrlキーを押しながら、B7:C9
を選択
- 第1引数の値1で、
ダイアログボックス内で「OK」をクリックすると、次のような数式がセルに挿入されます:
=COUNT(B2:D4, B7:C9)
この関数は、指定された2つの範囲内の数値のみをカウントします。
2. 関数の直接入力
次に、Ctrlキーを押しながら範囲を選択して、直接数式バーに入力する方法を説明します。
手順
- 任意のセルを選択: まず、結果を表示したいセルを選択します。
- 数式バーに直接入力:
- 数式バーに次のように入力します:
=COUNT(
B2:D4
を選択します。- Ctrlキーを押しながら
B7:C9
を選択します。 - それぞれの範囲を選択した後、数式バーに自動的に範囲が追加されます。
- 数式バーに次のように入力します:
- 数式の完了:
- 入力が完了したら、Enterキーを押して数式を確定します。
=COUNT(B2:D4, B7:C9)
この関数は、指定された2つの範囲内の数値のみをカウントします。
結果
両方の方法で得られる結果は同じで、指定した範囲内の数値セルの合計をカウントします。
この例では、COUNT
関数が2つの範囲(B2:D4
と B7:C9
)の数値を合計してカウントします。
この手順を使って、EXCELでの複数範囲のデータを効率的にカウントすることができます。
どの方法でも関数式は、
=COUNT(B2:D4, B7:C9)
になります。
Excelの関数で複数の範囲を指定する方法は複数ありますが、どの方法でも同じ結果を得ることができます。
また、=COUNT(B2:D4, B7:C9)と関数式も同じため、計算過程も同じです。
最後に
別々のデータを関数の引数に一括指定する方法を紹介しました。
具体的には、COUNT関数を使って、別々のデータ範囲を合わせてカウントする手順を説明しました。
SUM関数やAVERAGE関数などでも、同じ方法が使えます。
この技を使えば、データが別々の場所にあっても、正しい計算結果が得られます。
是非この方法を活用して、Excelでのデータ処理をもっと効率的に行ってみてください。
サンプルデータ
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