GETPIVOTDATA関数の構文と使用例 – ピボットテーブルからデータを抽出する- DL有 –


GETPIVOTDATA関数は、ピボットテーブルから特定の条件にマッチするデータを抽出できます。
Excel 2010以降およびOffice 365で使用可能です。

GETPIVOTDATA関数の構文解説と簡易な使用例を紹介します。

Microsoft Excelの検索/行列関数のカテゴリに属します。

GETPIVOTDATA関数の解説

解説を読む前に、巻末の参考記事もチェックしておくと良いため、時間があれば覗いてみてください。

GETPIVOTDATA関数とは

[関数の検索]のテキスト内に、
「ピボット」などと入力し、[検索開始]をクリックすると、関数がヒットします。
詳細の使用法に興味のある方は巻末の参考記事をご拝読ください。

ピボットテーブルに保存されているデ ー タを取得します

[関数の挿入]ダイアログより


GETPIVOTDATA関数は、
ピボットテーブルから特定の条件にマッチするデータを抽出するためのExcel関数です。

この関数名は英語の”Get Pivot Data“から来ており、
直訳すると「ピボットデータを取得する」という意味になります。

ピボットテーブルはデータの要約や分析に広く用いられており、
GETPIVOTDATA関数はその強力な機能をさらに有効活用できます。

GETPIVOTDATA関数の構文

GETPIVOTDATA関数の基本的な構文は次の通りです:

=GETPIVOTDATA(データフィールド,ピボットテーブル,[フィールド1], [アイテム1],[フィールド2], [アイテム2],..)
※[]の引数は省略可能

各引数の詳細は以下の通りです:

第1引数:データフィールド

データフィールド:には、デ ー タを取得するデータを取得するデータ フィールドの名前を指定します。

[関数の引数]のダイアログボックスより


ピボットテーブルから取得するデータのフィールド名を文字列で指定します。
「売上高」や「数量」など、集計や分析の対象となる具体的な数値データのフィールド名です。

第2引数:ピボットテーブル

ピボットテーブル:には、取得するデータが含まれているピボットテーブル内のセルまたはセル範囲への参照を指定します。

[関数の引数]のダイアログボックスより


データ抽出の基点となるセルを指定します。
Excelシート上でピボットテーブルが配置されている領域を意味し、そこからデータを抽出します。

第3引数と第4引数:[フィールド1],[アイテム1]

フィールド1:には、参するフィールドを指定します。

[関数の引数]のダイアログボックスより

アイテム1:には、参照するフィールドアイテムを指定します。

[関数の引数]のダイアログボックスより


第3引数フィールド1と第4引数アイテム1は、
ピボットテーブルの中でデータを特定するための最初のペアを形成します。

このペアはフィールド名とそのフィールドのアイテムを指定し、データの抽出条件として機能します。

第5引数以降

追加の引数フィールド2, アイテム2などは、
更にデータを絞り込むための条件を指定するための2番目のペア形成します。

これらのペアによって、関数がどのデータをピボットテーブルから抽出するかが決定されます。


GETPIVOTDATA関数の使用例

例題1:条件なしでのデータ抽出

以下のピボットテーブル後のサンプルデータから、
条件なしで、ピボットテーブルからデータ抽出する例を紹介します。

サンプルデータ

ピボットテーブル前のサンプルデータ

各部門、各地域の月次売上データを使用します。

ピボットテーブル後のサンプルデータ

ピボットテーブルを用いて部門別地域の売上を集計した後のデータです。

解答

GETPIVOTDATA関数を使用します。

任意セルをクリックして、[関数の引数]ダイアログを起動し、
次のようなセル範囲を指定します。

[関数の引数]ダイアログを起動は、巻末の参考記事を拝読ください。

「OK」をクリックすると、次の関数がセルに挿入されます。

GETPIVOTDATA関数の引数を省略することで、「条件なし」でピボットテーブルからデータを抽出します

=GETPIVOTDATA(“売上合計(万円)”, A11)

A11セルのピボットテーブルから、全データの売上を抽出します。

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例題2:単一条件でのデータ抽出

以下のピボットテーブル後のサンプルデータから、
単一条件での、ピボットテーブルからデータ抽出する例を紹介します。

サンプルデータ

ピボットテーブル前のサンプルデータ

各部門、各地域の月次売上データを使用します。

ピボットテーブル後のサンプルデータ

ピボットテーブルを用いて部門別地域の売上を集計した後のデータです。

解答

GETPIVOTDATA関数を使用します。

任意セルをクリックして、[関数の引数]ダイアログを起動し、
次のようなセル範囲を指定します。

[関数の引数]ダイアログを起動は、巻末の参考記事を拝読ください。

「OK」をクリックすると、次の関数がセルに挿入されます。

=GETPIVOTDATA(“売上(万円)”,$A$12,”部門”,”アパレル”)

GETPIVOTDATA関数の第3引数と第4引数で条件ペアを形成しています。
A11セルのピボットテーブルから「部門がアパレル」という条件でピボットテーブルから売上データを抽出します。

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例題3:複数条件でのデータ抽出

以下のピボットテーブル後のサンプルデータから、
複数条件での、ピボットテーブルからデータ抽出する例を紹介します。

サンプルデータ

ピボットテーブル前のサンプルデータ

各部門、各地域の月次売上データを使用します。

ピボットテーブル後のサンプルデータ

ピボットテーブルを用いて部門別地域の売上を集計した後のデータです。


解答

GETPIVOTDATA関数を使用します。

任意セルをクリックして、[関数の引数]ダイアログを起動し、
次のようなセル範囲を指定します。

[関数の引数]ダイアログを起動は、巻末の参考記事を拝読ください。

「OK」をクリックすると、次の関数がセルに挿入されます。

=GETPIVOTDATA(“売上(万円)”,$A$12,”部門”,”アパレル”,”地域”,”名古屋”)

第3引数と第4引数は1番目の条件を形成し、「部門がアパレル」という条件を指定します。
第5引数と第6引数は2番目の条件を形成し、「地域が名古屋」という条件を指定します。

このようにして、A11セルのピボットテーブルから複数の条件を組み合わせてデータを抽出します。

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最後に

GETPIVOTDATA関数の構文解説と簡単な使用方法を通じて詳しく説明しました。
この関数を利用することで、ピボットテーブルから特定の条件にマッチするデータを抽出できます。

GETPIVOTDATA関数を積極的に活用しましょう。

解答付きサンプルデータ

解答付きサンプルデータが欲しい方は、下記からダウンロードしてください。

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参考記事
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