AVERAGEIF関数の使い方 -検索条件に一致したデータの平均値- DL有
記事『AVERAGE関数の構文 – 平均値 -【DL可】』では、「AVERAGE関数」を紹介します。
本記事は、AVERAGE関数を拡張させたAVERAGEIF関数を紹介します。
条件ごとに平均値を算出できます。
ちなみに、SUMIF関数の平均版がAVERAGEIF関数です。
関数の説明
AVERAGEIF関数とは
Excel標準機能の[関数の挿入]ダイアログ/[関数の引数]ダイアログを大体のことは書かれているので、
活用して詳しく解説します。
巻末の参考記事もチェックしておくと良いため、時間があればご拝読ください。
特定の条件に一致する数値の平均(算術平均)を計算します。
[関数の挿入]ダイアログより
AVERAGEは「和」、IFは「条件」ですから、その名の通りです。
AVERAGEIF関数の構文
=AVERAGEIF(範囲, 条件, 平均対象範囲)
範囲の中から、
条件を合致したデータに関して、
平均対象範囲のデータを平均する
ということです。
第1引数:範囲
範囲: 範囲には、評価の対象となるセル範囲を指定します
[関数の挿入]ダイアログより
分かりやすく言うと、
条件を適用するセル範囲です。
例えば、セル範囲を指定する場合は、B2:B6を指定します。
第2引数:条件
条件: 条件には、平均の計算対象となるセルを定義する条件を、数値、式、または文字列て指定します
[関数の挿入]ダイアログより
例えば、セル範囲を指定する場合は、A9を指定します。
”営業”といった文字列も指定できます。
こちらの条件を元に、平均を算出するわけです。
第3引数:平均対象範囲
平均対象範囲: 平均対象範囲には、実際に平均を求めるのに使用されるセルを指定します。省略した場合範囲内のセルが使用されます。
[関数の挿入]ダイアログより
例えば、セル範囲を指定する場合は、C2:C6を指定します。
平均対象範囲の中から、平均を算出するわけです。
関数の使用例
例題
例えば、営業部署の社員のパフォーマンス評価の平均値を算出してみます。
解答
各引数は、次のようなセル範囲を指定します。
「OK」をクリックすると、下図になります。
具体的な関数式は以下です。
=AVERAGEIF(B2:B6, A9, C2:C6)
関数式の結果(戻り値)は以下です。
87.5
解答付きサンプルデータ
解答付きサンプルデータが欲しい方は、下記からダウンロードしてください。
最後に
本記事では、AVERAGE関数を拡張させたAVERAGEIF関数を紹介しました。
条件ごとに平均値を算出できます。
これは、ビジネス現場で多く見かける業務です。
是非、活用してみてください。
いつか、ケーススタディを紹介できればと思います。
参考記事:
Excel関数を操作するための基本概念です。基本概念を理解すると、各関数の理解がより深まります。
構文に関する記事
Excel関数の引数と戻り値は何だっけ?という時に、役立つ記事です。
ダイアログボックスの使い方に関する記事
Excel関数名は何だっけ?VLOOKUP関数の使い方は何だっけ?という時に、ダイアログボックスを使うと便利です。
下記はそのダイアログボックスに関する記事です。
参照形式に関する記事
関数式をコピーする時はどうしたらいい? $マークは、どう付けたらいいだろう?
といった悩みをお持ちの方は以下をご覧ください。