Excelの検索範囲制限に困ったことはありませんか?XLOOKUPで解決 DL有


VLOOKUP関数やHLOOKUP関数では、

検索値の検索範囲の位置が・・・

あれ???

といったケースがあります。

そんな方にお勧めの記事です。

冒頭そのような問題が下記のために起きています。

  • VLOOKUP関数:検索値検索範囲戻り範囲より、左になければならない
  • HLOOKUP関数:検索値検索範囲戻り範囲より、上になければならない
“XLOOKUP vs HLOOKUP/VLOOKUPシリーズ-其の2-検索値の検索範囲を自由に設定できる” ‹ データ分析ドットコム — WordPress.”投稿を編集 “XLOOKUP vs HLOOKUP/VLOOKUPシリーズ
-其の2-検索値の検索範囲を自由に設定できる” ‹ データ分析ドットコム — WordPress” .https://biz-data-analytics.com/2960, (2024/01/31)



理論的は話を一旦置いておいて・・・

そんな問題が解決します。

XLOOKUP関数の登場です。

VLOOKUP関数やHLOOKUP関数では、

実現できないこと

です。

理論的な話に興味がある方は以下をご拝読ください。

ユースケース

「検索値の範囲」が「戻り範囲」より左に存在しないデータ

下図の「元表」のように、検索値検索範囲戻り範囲より左に存在しないデータから、

XLOOKUP関数を使用して、

ブランド「本田」の「耐久性」「デザイン」「品質」「信頼」のスコアを取得します。

「検索値の範囲」が「戻り範囲」より左に存在しないデータ

以下の関数を入力すれば完成です。
数式コピーすら必要ないです。

検索値「A10を、

検索範囲「C3:C5」の中から探して、

戻り範囲「B3:D5」から合致したデータを表示させます。

検索範囲戻り範囲の右にありますが、XLOOKUP関数ではエラーしません。

VLOOKUP関数ではエラーします。

=XLOOKUP(A10, C3:C5, B3:D5)


「検索値の範囲」が「戻り範囲」より左に存在しないデータ

表の真ん中あたりに、検索値検索範囲が配置されていますが、

データを取得できています。

第2引数で検索範囲を指定できるため、

どこに検索値検索範囲があろうと

問題ないからです。

「検索値の範囲」が「戻り範囲」より上に存在しないデータ

下図の「元表」のように、検索値検索範囲戻り範囲より左に存在しないデータから、

XLOOKUP関数を使用して、

ブランド「本田」の「耐久性」「デザイン」「品質」「信頼」のスコアを取得します。

「検索値の範囲」が「戻り範囲」より上に存在しないデータ

HLOOKUP関数ではエラーします。

以下の関数を入力すれば完成です。
数式コピーすら必要ないです。

検索値「B9」を、

検索範囲「B6:E6」の中から探して、

戻り範囲「B2:E5」から合致したデータを表示させます。

検索範囲戻り範囲の右にありますが、XLOOKUP関数ではエラーしません。

HLOOKUP関数ではエラーします。

=XLOOKUP(B9, B6:E6, B2:E5)


「検索値の範囲」が「戻り範囲」より上に存在しないデータ

下端に、検索値検索範囲が配置されていますが、

データを取得できています。

第2引数で検索範囲を指定できるため、

どこに検索値検索範囲があろうと

問題ないからです。

最後に

Excelを使ってデータ分析を行う際、VLOOKUP関数やHLOOKUP関数は非常に便利なツールです。

しかし、これらの関数を使っていると、

検索値の検索範囲が戻り範囲より左(VLOOKUP)または上(HLOOKUP)になければならないという制限に直面することがあります。

そんな時、困ったことはありませんか?

そんな困った状況を解決するために、新たに登場したXLOOKUP関数をご紹介しました。

XLOOKUP関数を使用することで、

検索値の検索範囲を自由に設定でき、より柔軟なデータ検索

が可能になります。

解答付きサンプルデータ

先に解答付きサンプルデータが欲しい方は、下記からダウンロードしてください。


参考記事

Excel関数を操作するための基本概念です。基本概念を理解すると、各関数の理解がより深まります。

構文に関する記事

Excel関数の引数と戻り値は何だっけ?という時に、役立つ記事です。

ダイアログボックスの使い方に関する記事

Excel関数名は何だっけ?VLOOKUP関数の使い方は何だっけ?という時に、ダイアログボックスを使うと便利です。
下記はそのダイアログボックスに関する記事です。

参照形式に関する記事

関数式をコピーする時はどうしたらいい? $マークは、どう付けたらいいだろう?
といった悩みをお持ちの方は以下をご覧ください。