縦横方向に一定間隔データを生成する:SEQUENCE関数

縦横方向に一定間隔データを生成する:SEQUENCE関数

先日、SEQUENCE関数の構文解説 -自由自在に表データを生成- DL有の構文を解説しました。

本記事では、「縦横方向に一定間隔データを生成する」を紹介します。

一定間隔データとは、数値が一定の間隔で増減するデータを指す 

縦横方向に一定間隔データを生成する

ExcelのSEQUENCE関数を使用して、
1から始まり、5ずつ増加する数値の5行5列の連続データ
を作成するにはどうしたら良いでしょうか?

5ずつ増えるため、一定間隔データです。

関数式

以下のような関数式を使用します。

=SEQUENCE(5,5,,5)

=SEQUENCE(5,5,,5)は、
引数を省略すると、1と判断されるため、
=SEQUENCE(5,5,1,5)と同じです。

55のデータを生成します。
データは1から始まり、各要素はその前の要素から5ずつ増えます。

16111621
2631364146
5156616671
7681869196
101106111116121


関数式の設定方法

2つの主な方法があります。
以下に、それぞれの方法の詳細を説明します。

関数の直接入力

直接セルに関数式を入力する方法は、速度とシンプルさが最大の利点です。
ユーザーはインターフェースを通じて複数のダイアログボックスを操作する必要がなく、次のような手順で直接計算を実行できます。



1.セル選択

  • 計算結果を見たいセルを選択します。
    例えば、A1セルを選択します。

2.関数入力

  • 選択したセルに、関数式=SEQUENCE(5,5,,5) を入力します。

3.結果の確認

  • 関数を入力した後、Enterキーを押すと、
    これにより、指定のデータを生成します。


ダイアログを使用した関数設定

Excelの関数ダイアログボックスを利用すると、
各引数に対する説明が詳しく提供され、ユーザーが関数を正しく設定しやすくなります。

さらに、引数の入力と数式の結果がインタラクティブに表示されるため、
入力ミスや計算エラーをすぐに確認でき、修正が容易になります。

[関数の引数]ダイアログの詳しい使用法は、下記の記事を拝読ください。


縦横方向の一定間隔データを生成する:SEQUENCE関数の[関数引数]ダイアログボックス

[関数の引数]ダイアログボックスに従い、

第1引数「」に、5
第2引数「」に、5
第4引数「目盛り」に、5

を指定し、OKボタンをクリックします。
これにより、指定のデータを生成されます。


最後に

ExcelのSEQUENCE関数を使用して、

縦横方向に一定間隔データを生成する

を紹介しました。

SEQUENCE関数を用い、多様なデータを生成してみましょう。