開始する数値を指定し、データを生成する:SEQUENCE関数

開始する数値を指定し、データを生成するSEQUENCE関数

先日、SEQUENCE関数の構文解説 -自由自在に表データを生成- DL有の構文を解説しました。

本記事では、「開始する数値を指定し、データを生成する:SEQUENCE関数」を紹介します。

連番データとは、数値が連続的に増減するデータを指します

開始する数値を指定し、データを生成する

ExcelのSEQUENCE関数を使用して、
5から始まり、1ずつ増加する数値の10行1列の連続データ
を作成するにはどうしたら良いでしょうか?

なお、全パターンを取り上げると切がないため、縦方向の連番データを取り上げます。
他の指定をしてデータを生成したい場合は、
データ分析ドットコムのSEQUENCE関数に関する記事を拝読してみてください。

あと、1ずつ増えるため、連番データです。

関数式

以下のような関数式を使用します。

=SEQUENCE(10,,5)

=SEQUENCE(10,,5)は、
引数を省略すると、1と判断されるため、
=SEQUENCE(10,1,5,1)と同じです。

10行1列のデータを生成します。
データは5から始まり、各要素はその前の要素から1ずつ増えます。

第4引数「開始」を5にしているため、データは5から開始されます

5
6
7
8
9
10
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関数式の設定方法

2つの主な方法があります。
以下に、それぞれの方法の詳細を説明します。

関数の直接入力

直接セルに関数式を入力する方法は、速度とシンプルさが最大の利点です。
ユーザーはインターフェースを通じて複数のダイアログボックスを操作する必要がなく、次のような手順で直接計算を実行できます。



1.セル選択

  • 計算結果を見たいセルを選択します。
    例えば、A1セルを選択します。

2.関数入力

  • 選択したセルに、関数式=SEQUENCE(10,,5) を入力します。

3.結果の確認

  • 関数を入力した後、Enterキーを押すと、
    これにより、指定のデータを生成します。


ダイアログを使用した関数設定

Excelの関数ダイアログボックスを利用すると、
各引数に対する説明が詳しく提供され、ユーザーが関数を正しく設定しやすくなります。

さらに、引数の入力と数式の結果がインタラクティブに表示されるため、
入力ミスや計算エラーをすぐに確認でき、修正が容易になります。

[関数の引数]ダイアログの詳しい使用法は、下記の記事を拝読ください。


開始する数値を指定し、データを生成する:SEQUENCE関数:SEQUENCE関数の[関数引数]ダイアログボックス

[関数の引数]ダイアログボックスに従い、

第1引数「」に、10
第2引数「開始」に、5

を指定し、OKボタンをクリックします。
これにより、指定のデータを生成されます。


最後に

ExcelのSEQUENCE関数を使用して、

縦横方向に一定間隔データを生成する

を紹介しました。

SEQUENCE関数を用い、多様なデータを生成してみましょう。