【ビジネスExcel実践講座・初級】基本的な関数と計算
其の2 セルへの関数の入力方法

Excel関数ウィザードを表示しているコンピュータスクリーン

Excelチャンピオンになるためには、基本から応用まで幅広い知識が必要です。

「ビジネスExcel実践講座・初級編」を開設しました。

この講座では、Excelの基本操作を学ぶことができます。

前回は、『関数とは』について、『基本的な関数と計算』の其の1として解説しました。
今回は、其の2として、「セルへの関数の入力方法」について解説します。

関数ウィザードやフォーミュラバーを使って直接入力する方法や、関数の引数を指定する方法を正しく理解しましょう。

セルへの関数の入力方法

関数の入力を支援する関数ウィザードの利用方法です。
関数ウィザードは、[関数の挿入]ダイアログボックスと[関数の引数]ダイアログボックスの総称です。

手順は以下です。


1.セルを選択します

2.フォーミュラバー(セルの上部にあるバー)に移動します。[関数ウィザード](fxアイコン)を選択します

3.[関数の挿入]のダイアログが立ち上がったら、[関数の検索(S)]の欄に、関数名を入力

4.[検索開始]を選択します

5.[関数名]に検索結果が表示されたら、使用したい関数名を選択します

6.[OK]を選択します

7.[関数の引数]ダイアログが起動したら、ダイアログに従い、入力します。
  例えば、SUMの場合は、合計を算出したいセルまたはセル範囲を設定します。
  設定すると、「データ取得結果」「数式の結果」も表示されるため、間違いないかを確認します。

8.[OK]を選択します


フォーミュラバーに直接関数を入力方法です。
手順は以下です。


1.セルを選択します

2.[数式]タブを選択します

3.フォーミュラバー(セルの上部にあるバー)に移動します。フォーミュラバー内で、関数名を直接入力します

フォーミュラバーに関数を直接入力する
フォーミュラバーで関数を直接入力


セル内で =記号を使い、関数を直接入力する方法です。
手順は以下です。


セルをダブルクリックし、セル内で関数名を直接入力します。

例: =SUM(

関数名の後に必要な引数を入力し、引数入力が完了したら、Enterキーを押して関数を確定します

セル内で関数を直接入力する


このリンクはExcelの関数を使用する際の基本的な原則を詳しく説明しています。

オートコンプリート機能(自動完了機能)を使った関数名

なお、「フォーミュラバーでの入力方法」「セル内での入力方法」では、
関数名の入力すると、オートコンプリート機能(自動完了機能)を使った関数名の入力ができます。


Excelのオートコンプリート機能を示す例
Excelで利用できるオートコンプリート機能の実用例


一見すると、オートコンプリート機能を持つ「フォーミュラバーでの入力方法」「セル内での入力方法」の方が便利そうですが、「関数ウィザードでの入力方法」は引数の詳細や正しい関数の使い方をガイドするだけでなく、エラー診断にも強いです。

この表を参考に、自分の状況や必要に応じた最適な方法を選びましょう。

関数の引数の入力:直接入力とセル参照とは?

直接入力とセル参照に関して、図解しています。
内容に関しては、本題ではないため、別記事でご確認ください。

次回に関して

今回は、「基本的な関数と計算」の其の2として、

「セルへの関数の入力方法」について解説しました。

次回は、「基本的な関数と計算」の其の3として、

関数のエラー処理」について詳しく解説します。

お楽しみに!