「参照先・参照元の意味」「[トレース機能]の矢印とマークの意味」を解説 DL可
先日、『』でExcelの「参照先のトレース」と「参照元のトレース」について説明しましたが、以下のような壁にぶつかることがあるかもしれません。
- 参照元と参照先の命名と意味の対応が理解しにくい
- トレース機能の矢印と●マークが理解しにくい
- 1と2の関係が理解しにくい
そこで、参照先と参照元、そしてトレース機能についてもう少し詳しく説明します。
目次
参照先と参照元について
参照先は情報の取得側を表し、参照元は情報の提供側を表します。
複数のセル参照がある場合、参照元と参照先の両方の役割を担うこともあります。
そのため、参照元や参照先が必ずしも数式セルであるとは限りません。
「トレース機能」の矢印と●マークについて
上図の矢印は参照元から参照先の方向に引かれ、元は「●」で表現されています。
元から先へ、取得から提供への「矢印の向き」です。
(実に直感的に理解できるようになっています)
●が表示されたセルが情報を提供し、矢印の先のセルが情報取得しています。
参照先は提供された情報で数式を構築するため、数式セルとなります
解答付きサンプルデータ
次のダウンロードファイルを使用して体感していただきたいのですが、
数式セルの確認したため、まずは「数式が入力されているセル」を起点に考えます。
つまり、[参照元のトレース]の使用がメインとなると思います。
最後に
今回はExcelの「参照先のトレース」と「参照元のトレース」について、さらにトレース機能の矢印とマークの意味について解説しました。
参照先と参照元は情報の取得側と提供側を表し、
複数のセル参照がある場合は両方の役割を担うこともあります。ま
た、トレース機能の矢印とマークは、情報の取得と提供の方向を表しています。
Excelを使っていると、数式の処理が思うようにいかず、原因がわからないことがあります。
そんなときは、「参照先のトレース」と「参照元のトレース」を活用して、数式がどのように計算されているかを確認してみましょう。
本記事が、Excelのトレース機能を理解する手助けになれば幸いです
参考記事
上記記事の読みやすさをさらに向上させるために、Excel関数に関する原理原則についてまとめた記事を紹介します。