【ビジネスExcel実践講座・初級】セルの操作
其の1 コピー、カット、ペースト
Excelチャンピオンになるための第一歩として、
「ビジネスExcel実践講座・初級編」を開設しました。
Excelの基礎をしっかりと学んでいきましょう。
今回は、「セルの操作」の其の1として、「コピー、カット、ペースト」に焦点を当てます。
目次
コピー
コピー操作を使用してデータを複製できます
コピーの方法は、主に2つあります。
- メニューを用いたコピーの手順
- ショートカットを使用したコピーの手順
メニューを用いたコピーの手順
- セル選択:
コピーしたいセルまたはセル範囲を選択します - [コピー]を選択:
右クリックして右クリックメニューを表示し、[コピー]を選択します
ショートカットを使用したコピーの手順
- セル選択:
コピーしたいセルまたはセル範囲を選択します - [コピー]:
Ctrl + Cを押します
カット
カット操作を使用してデータを移動できます。
カットの方法は、主に2つあります。
- メニューを用いたカットの手順
- ショートカットを使用したカットの手順
メニューを用いたカットの手順
- セル選択:
カットしたいセルまたはセル範囲を選択します - カットを選択:
右クリックして右クリックメニューを表示し、[切り取り]を選択します
[切り取り]という名称ですが、一般的に「カット」と言われることが多いです。
ショートカットを使用したカットの手順
- セル選択:
カットしたいセルまたはセル範囲を選択します - カット:
Ctrl + Xを押します
ペースト
ペースト操作によってクリップボードからデータを取り出すことができます
[貼り付け]という名称ですが、「ペースト」とも呼ばれます。
メニューを用いたペーストの手順
- セル選択
コピー/カットの操作後に、貼り付けしたい位置のセルを選択します - ペースト:
選択したセルを右クリックし、右クリックメニューから[貼り付けのオプション]から、好きなオプションを選択します
複数オプションにより様々なペースト方法がありますが、まずは[貼り付け]を選択してみましょう。
ショートカットキーを用いたペーストの手順
- セル選択
コピー/カットの操作後に、貼り付けしたい位置のセルを選択します - ペースト:
選択したセルにデータをペーストするには、「Ctrl + V」を押します
「Ctrl + V」を使用時は、ペーストオプションの[貼り付け]オプションと同様の操作になります。
ドラッグアンドドロップによるカットの手順
- データを移動したいシートで、移動したいセル範囲を選択する
- 移動したい位置にドラッグアンドドロップしてデータを移動する
Excelでのコピーとカットの違い
概念の違い
Excelの基本操作であるコピーとカットは、
セルや範囲のデータをクリップボードに保存する点では同じですが、元のデータに与える影響が異なります。
具体的には、コピーは元のデータをそのままにし、カットは元のデータを削除します。
主な使用シーンの違い
コピーの主な使用シーン
同じ値、数式や書式を何度も使いたい場合などに使用します。
カットの主な使用シーン
表の行や列の順序を変更したいときや、データを別のシートに移動したいときなどに使用します。
クリップボードの説明
コピー/カット操作によって、選択したデータはクリップボードに一時的にコピーされます。
クリップボードはコピー/カットしたデータを一時的に保持するためのメモリ領域です。
- [ホーム]タブを選択
- [クリップボード]のドロップダウンを選択
[クリップボード]グループ内の[クリップボードを表示]のドロップダウンを選択します
これにより、クリップボードパネルが表示されます - クリップボードが表示されます
難しい話になりますが、クリップボードパネルを利用すると、過去にコピー/カットしたアイテムでもペーストことは可能です。
最後に
今回の記事では、「セルの操作」の其の1として、
「コピー、カット、ペースト」に焦点を当てました。
コピー、カット、ペースト操作を使用してデータを移動でき、複製できます。
クリップボードは、コピーしたデータを一時的に保持する場所であり、
ペースト操作によってクリップボードからデータを取り出すことができます。
次回は、「セルの操作」の其の2として、「行や列の追加、削除」について解説します。
お楽しみに!