【ビジネスExcel実践講座・初級】テーブルの作成と利用「フィルター」
えくせるサイトウ
Excelチャンピオンになるためには、基本から応用まで幅広い知識が必要です。
「ビジネスExcel実践講座・初級編」を開設しました。
この講座では、Excelの基本操作を学ぶことができます。
「テーブルの作成と利用」の其の2として、「フィルター」を取り上げます。
フィルターとは、データを絞り込む機能を指します。
EXCELの「フィルタ」機能の語源は英語の「filter」で、「濾過する」や「選別する」を意味します。
目次
テーブルのフィルター操作のメリット
本記事では、通常の表ではなく「テーブル」におけるフィルター機能について解説します
なお、基本的な操作は通常の表とほとんど変わりません。
テーブルを使用することで、
通常の表で必要とされるフィルター適用時の注意点を意識する必要がなくなるというメリットがあります。
(ここでは触れませんが、通常の表におけるフィルターにもデメリットがあります)
フィルター適用時の注意点
フィルターを適用する際には、データ範囲全体を選択することが重要です。
データの途中に空白行がある場合、その行以下のデータがフィルターの適用外となり、分析結果が不完全になるためです。
テーブルはデータ範囲を自動的に認識するため、
フィルター適用時にヒューマンエラーを防止できます。
また、空白行の影響を受けずに正確なデータ分析が可能です。
表のフィルターの説明は以下
- フィルタリングの設定 ⇒ 【ビジネスExcel実践講座・初級】データの整理 「フィルター」-フィルタリングの設定-
- フィルタリングの解除 ⇒ 【ビジネスExcel実践講座・初級】データの整理「フィルター」 -フィルタリングの解除-
フィルタリング操作
Excelのフィルタ機能を使用して、フィルタリングの設定と解除について説明します。
各列ヘッダーのドロップダウンからのフィルタリング
各列ヘッダーのドロップダウンからのフィルタリングする基本手順は以下の通りです。
- フィルタを適用するヘッダーセルを選択(例: 「顧客ID」)
- フィルタ条件をドロップダウンから選択
- テキストフィルタ、数値フィルタ、日付フィルタなど
フィルタリングの操作例
複数条件を組み合わせてフィルタリング
各列ヘッダのドロップダウンからのフィルタリングする手順を以下の通りです。
- フィルタを適用するヘッダーセルを選択
- 例: 「職業」 のヘッダーセルの [ドロップダウン] アイコンを選択
- 条件の設定
- 必要な条件にチェックを入れる（例: 「男性」）
- [OK] を選択
- 次のフィルタを適用するヘッダーセルを選択
- 例: 「性別」 のヘッダーセルの [ドロップダウン] アイコンを選択
- 条件の設定
- 必要な条件にチェックを入れる（例: 「エンジニア」）
- [OK] を選択
フィルターの再適用
ここでは、フィルタのクリアと再適用を行います。
- フィルタをクリアするヘッダーセルを選択
- 例: 「性別」のヘッダーセルの [ドロップダウン] アイコンを選択
- フィルタのクリアを選択
- 例: 「性別」からフィルターをクリアを選択
- [OK] を選択
- 次のフィルタをクリアするヘッダーセルを選択
- 例: 「職業」のヘッダーセルの [ドロップダウン] アイコンを選択
- フィルタのクリアを選択
- 例: 「職業」からフィルターをクリアを選択
- [OK] を選択
次回について
「テーブルの作成と利用」の其の2として、「フィルター」を取り上げました。
次回は、「テーブルの管理と操作」を解説します。
テーブル内での行や列の追加、削除、ソートなどの操作方法を学びます
また、自動計算列の作成や管理についても理解を深めます
お楽しみに！
