【ビジネスExcel実践講座・初級】データの整理 「フィルター」-フィルタリングの設定-
Excelチャンピオンになるためには、基本から応用まで幅広い知識が必要です。
「ビジネスExcel実践講座・初級編」を開設しました。
この講座では、Excelの基本操作を学ぶことができます。
「データの整理」の其の2として「フィルター」を取り上げ、以下の2回に分けて解説しています
- フィルタリングの設定 ⇒ 今回記事
- フィルタリングの解除 ⇒ 次回記事
データを絞り込む機能を指します。
EXCELの「フィルタ」機能の語源は英語の「filter」で、「濾過する」や「選別する」を意味します。
目次
フィルタリングの設定プロセス
二段階のプロセスが必要です。
- フィルタの適用:
- まず、データにフィルタを適用します。ここでは、フィルタ(ツール)を設定することが焦点です。
- フィルタリング:
- 次に、フィルタ条件を指定してデータを絞り込みます。この段階では、フィルターを活用してデータから必要な情報を選択する動作が中心です。
フィルタの適用
まず、データにフィルターを適用します。
ここでは、フィルター(ツール)を設定することが焦点です。
- フィルターを適用したいデータ範囲全体を選択する
- [データ] タブを選択
- [フィルター] のアイコンを選択
- 列のヘッダーにフィルター用の [ドロップダウン] のアイコンが表示されます
フィルター適用時の注意点
フィルターを適用する際には、データ範囲全体を選択することが重要です。
データの途中に空白行がある場合、その行以下のデータがフィルターの適用外となり、分析結果が不完全になるためです。
フィルタリング
単一列に対するフィルタリング
「フィルターの適用」で設定したフィルターを適用したら、
フィルター条件を指定してデータを絞り込みます。
単一条件の場合、以下のステップを行います。
複数の列に対してフィルタリングを行う場合:
同じ手順を他の列にも適用することで、複数の列に個別のフィルターをかけることができます。
単一条件
シンプルなフィルタリング
- フィルターを適用した列のヘッダーセルにある[ドロップダウン] のアイコンを選択します。
- ドロップダウンから、フィルタリングしたい項目を選択します。
- 例えば、「2023年」のみをチェックします。
詳細なフィルタリング
より詳細なフィルタリングを行う方法を説明します。
例として、[に等しい]条件を使用します。
- フィルターを適用した列のヘッダーセルにある[ドロップダウン]のアイコンを選択
- ドロップダウンから[日付フィルター]を選択
- (列の「データの型」によって、名称が変わります)
- リストが表示されます。ここで、条件を設定
- 例えば、[指定の値に等しい]条件を選択し、特定の値を入力
- [カスタムオートフィルタ]ダイアログボックスが起動したら、条件を設定
複数条件
- フィルターを適用したい列のヘッダーセルを選択
- 例えば、[購入日]の列を使用する場合を考えます
- [購入日]の列のヘッダーセルにある[ドロップダウン]のアイコンを選択
- ドロップダウンから[日付フィルター]を選択します
- 続いて、[ユーザー設定フィルター]を選択します
- [カスタムオートフィルター]ダイアログボックスから、
条件1として「以降」を選択し、日付には、22年1月1日を入力 - 条件2として「以前」を選択し、日付には、23年12月31日を入力
複数列に対するフィルタリング
単一条件と複数条件のいずれも、
これまでと同じ手順を他の列にも適用することで、複数の列にフィルタをかけることができます。
次回について
今回は、「データの整理」の其の2「フィルター」に関して、
「フィルタリングの設定プロセス」を解説しました。
- フィルタリングの設定プロセス ⇒ 今回記事
- フィルタリングの解除プロセス ⇒ 次回記事
次回は、其の2-2として「フィルタ~フィルタリングの解除プロセス~」に関してです。
その名の通り、フィルタリングを解除する方法です。
お楽しみに!