FLOOR関数が一番!〇〇円台データを作る

本記事は、
ExcelのFLOOR関数で
価格を“〇〇円台”へそろえる方法を
最短手順で解説します。
結論はシンプルです。
「基準値を決めて、
その倍数へ切り捨てる」—これだけです。
具体的には、=FLOOR(数値, 基準値) を使います。
例題の場合、
単価が A2 にあるとして、
100円刻みなら =FLOOR(A2,100)、
1000円刻みなら =FLOOR(A2,1000) です。
サンプルデータ(POS風)
以下のサンプルデータを使用し説明します。
| 日付 | 商品コード | 商品名 | 単価 | 数量 | 金額 | 店舗 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025-09-01 | 1001 | りんご | 120 | 3 | 360 | 東京店 |
| 2025-09-01 | 1002 | バナナ | 80 | 5 | 400 | 大阪店 |
| 2025-09-01 | 1003 | 牛乳 | 198 | 2 | 396 | 名古屋店 |
| 2025-09-02 | 1004 | 食パン | 150 | 4 | 600 | 東京店 |
| 2025-09-02 | 1005 | 卵(10個) | 230 | 1 | 230 | 大阪店 |
| 2025-09-02 | 1006 | コーヒー | 450 | 2 | 900 | 札幌店 |
| 2025-09-03 | 1007 | ヨーグルト | 120 | 6 | 720 | 東京店 |
| 2025-09-03 | 1008 | お茶(ペットボトル) | 130 | 3 | 390 | 名古屋店 |
| 2025-09-03 | 1009 | ビール(350ml) | 220 | 4 | 880 | 大阪店 |
| 2025-09-04 | 1010 | 冷凍ピザ | 498 | 1 | 498 | 札幌店 |
| 2025-09-04 | 1011 | ハンバーグ弁当 | 550 | 2 | 1100 | 東京店 |
| 2025-09-04 | 1012 | おにぎり | 120 | 5 | 600 | 名古屋店 |
手順|価格データを「〇〇円台」に丸める
- 「円台」列を追加します。
- 最上段セルに
=FLOOR(D2,100)を入力します。 - 例1:100円単位に丸める
- =FLOOR(398,100) → 300
- 例2:1000円単位に丸める
- =FLOOR(3980,1000)→ 3000
- 用途例:100円台なら「100」、1000円台なら「1000」と刻み幅を変えるだけです。
- 最下段セルまでオートフィルします(最上段セルを最下段まで適用するため)

オートフィルの操作手順はこちらへ
手順後の結果を確認する
「単価」をFLOORで丸め、100円刻み刻みを並べた結果です。
| 日付 | 商品コード | 商品名 | 単価 | 数量 | 金額 | 店舗 | 円台(100円刻み) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025/09/01 月 | 1001 | りんご | 120 | 3 | 360 | 東京店 | 100 |
| 2025/09/01 月 | 1002 | バナナ | 80 | 5 | 400 | 大阪店 | 0 |
| 2025/09/01 月 | 1003 | 牛乳 | 198 | 2 | 396 | 名古屋店 | 100 |
| 2025/09/02 火 | 1004 | 食パン | 150 | 4 | 600 | 東京店 | 100 |
| 2025/09/02 火 | 1005 | 卵(10個) | 230 | 1 | 230 | 大阪店 | 200 |
| 2025/09/02 火 | 1006 | コーヒー | 450 | 2 | 900 | 札幌店 | 400 |
| 2025/09/03 水 | 1007 | ヨーグルト | 120 | 6 | 720 | 東京店 | 100 |
| 2025/09/03 水 | 1008 | お茶(ペットボトル) | 130 | 3 | 390 | 名古屋店 | 100 |
| 2025/09/03 水 | 1009 | ビール(350ml) | 220 | 4 | 880 | 大阪店 | 200 |
| 2025/09/04 木 | 1010 | 冷凍ピザ | 498 | 1 | 498 | 札幌店 | 400 |
| 2025/09/04 木 | 1011 | ハンバーグ弁当 | 550 | 2 | 1100 | 東京店 | 500 |
| 2025/09/04 木 | 1012 | おにぎり | 120 | 5 | 600 | 名古屋店 | 100 |
FLOOR関数の簡単なフォローアップ
以下は、記事『FLOOR関数が一番!年齢データから年代データを作成する』の再掲です。
=FLOOR(数値, 基準値)
英語の「FLOOR(床)」に由来しています。
関数の構文は以下です。
関数名のFLOORは、与えられた数値を切り捨てるという概念に由来しています。
その数値を最も近い下の基準値の倍数(つまり、数値を「床」に落とすイメージ)に切り捨てます。
例えば、数値が1234で基準値が1000の場合、1000の1倍の1000が最も近い値になり、その値に切り捨てられます。
ちなみに、数値が3245で基準値が1000の場合、1000の3倍の3000が最も近い値になり、その値に切り捨てられます。
詳しくは、『FLOOR関数の構文 -切り捨て- 』 をご拝読ください。
年齢から年代データを作る場合
なお、年齢から年代を作成した場合はこちらをご覧ください。
最後に
FLOOR関数は、
基準値を直感的に指定できることが最大の強みです。
POSデータのような販売実績では、
価格帯ごとの売上や客数を比較する分析がよく行われます。
100円単位・1000円単位に区切るだけで、
「どの価格帯に商品が集中しているか」や
「売上の山がどこにあるか」がすぐに把握できます。
特に商品単価の分布を見たいときや、
価格帯別の販売戦略を検討するときに有効です。


