TEXT関数だけで時間帯を抽出するExcelテクニック

みなさん、時刻データが文字列のままで分析しにくいと感じたことはありませんか?😵💫
今回は、たった1つの関数 TEXT関数のみ を使って、文字列の時刻データから時間帯を簡単に抽出する方法を解説します!
誰もが知る超簡単な関数の1つを使うだけで、時刻データを一瞬で整理できます🎓
Excel初心者でもすぐに使えるので、ぜひ試してみてください!📊
サンプルデータ
架空の業務データを例に解説します。📊
日付 | 時刻 | 作業内容 | 作業者 |
---|---|---|---|
2023/1/1 | 09:45 | 書類整理 | Aさん |
2023/1/1 | 10:12 | 会議 | Bさん |
2023/1/2 | 11:05 | データ入力 | Cさん |
2023/1/2 | 12:30 | 顧客対応 | Dさん |
2023/1/3 | 13:20 | 報告書作成 | Eさん |
2023/1/3 | 14:10 | メール対応 | Fさん |
2023/1/4 | 15:45 | 書類整理 | Gさん |
2023/1/4 | 16:30 | ミーティング | Hさん |
2023/1/5 | 08:15 | 出社準備 | Iさん |
2023/1/5 | 09:30 | 資料作成 | Jさん |
2023/1/6 | 10:50 | クライアント対応 | Kさん |
2023/1/6 | 11:25 | 電話応対 | Lさん |
2023/1/7 | 12:40 | 昼休憩 | Mさん |
2023/1/7 | 13:55 | チームMTG | Nさん |
2023/1/8 | 14:30 | プロジェクト作業 | Oさん |
2023/1/8 | 15:05 | メール返信 | Pさん |
2023/1/9 | 16:20 | プレゼン準備 | Qさん |
2023/1/9 | 17:00 | 退社準備 | Rさん |
2023/1/10 | 18:10 | 研修受講 | Sさん |
2023/1/10 | 19:30 | 夜間対応 | Tさん |
解決方法:TEXT関数で時間帯を抽出
時刻から時間帯を抽出するには、TEXT関数を使います💡
手順:
- 新しい列「時間帯」を追加
- 以下の数式を入力 ✍️
=TEXT(B2,"hh")&"時台"
※B2は時刻データのセル - 数式を他のセルにも適用するには、セルの右下隅にカーソルを合わせ、フィルハンドルをドラッグしてコピー 🖱️
時刻 | 時間帯:TEXT関数の結果 | 数式 (=TEXT(A2,"hh")&"時台" ) |
---|---|---|
09:45 | 09時台 | =TEXT(A2,"hh")&"時台" |
10:12 | 10時台 | =TEXT(A3,"hh")&"時台" |
11:05 | 11時台 | =TEXT(A4,"hh")&"時台" |
12:30 | 12時台 | =TEXT(A5,"hh")&"時台" |
13:20 | 13時台 | =TEXT(A6,"hh")&"時台" |
14:10 | 14時台 | =TEXT(A7,"hh")&"時台" |
15:45 | 15時台 | =TEXT(A8,"hh")&"時台" |
16:30 | 16時台 | =TEXT(A9,"hh")&"時台" |
08:15 | 08時台 | =TEXT(A10,"hh")&"時台" |
09:30 | 09時台 | =TEXT(A11,"hh")&"時台" |
この表の 「数式」列をコピーしてExcelに貼り付ければ、そのまま使用可能 です💡
TEXT関数は、時刻データを指定した形式で表示できる関数です。TEXT(B2,"hh")
を使うことで、時刻データを2桁の文字列(06, 07, 10など)として取得し、
“時台” という文字を付け足して時間帯を表現できます!
TEXT関数の引数の説明
関数 =TEXT(B2,"hh")&"時台"
を分解して説明します🔍
TEXT(B2,"hh")&"時台"
│ │ └─> `&`により、"時台" を結合
│ └─> <strong>表示形式</strong>:時間を2桁の数字で表示するフォーマットコード
└─> <strong>値</strong>:表示形式に変換したい値をセット
Code language: JavaScript (javascript)
TEXT(B2,"hh")
:B2セルの時刻データを2桁の時間として取得する(6:30
なら06
)&
:文字列をつなげる(連結する)"時台"
:「時台」という文字を付け足す(10
→「10時台」)
これにより、時刻データの「時間帯」だけを簡単に取り出せるんです!💡

【TEXT関数】表示形式を自由自在に変更する -実践編-にて、基礎的な話をしているよ
結果:該当箇所のみ
時刻 | 時間帯:TEXT関数の結果 |
---|---|
09:45 | 09時台 |
10:12 | 10時台 |
11:05 | 11時台 |
12:30 | 12時台 |
13:20 | 13時台 |
14:10 | 14時台 |
15:45 | 15時台 |
16:30 | 16時台 |
08:15 | 08時台 |
09:30 | 09時台 |
解答付きサンプルデータ:
解答付きサンプルデータはダウンロードしてください。
ラップアップ
この時間帯データを使って、ピボットテーブルで時間帯別の作業状況を分析できます📊✨
たった1つの関数 TEXT関数のみ を使うだけで、簡単に時間帯データを作成できました!⏳
関数の知識がなくても、誰でもすぐに活用できます。
例えば、
– どの時間帯に業務が集中しているのか?
– 時間帯ごとにどんな作業が多いのか?
こうした分析が簡単にできるようになります!💪