関数を使わず、EXCELで金額データが存在しない時の対処法

EXCELで金額データが欠損している場合の対処法を解説。関数を使わずに、単価と数量から金額を求める方法を新人データ分析官向けに紹介。

データ分析の現場では、データの欠損やフォーマットの違いに頭を悩ませることがよくあります。

ある日、新人データ分析官の佐藤さんも、そんな状況に直面しました。

「データを整理していたら、金額の列がないことに気づきました…単価と数量しかないんです。これで計算できるんでしょうか?」

そんなとき、先輩の山田さんが「心配いらないよ!EXCELを使えば、関数を使わずに、最も簡単に金額を計算できるよ」とアドバイスしました。

商品名単価 (円)数量
A商品1,2005
B商品80010
C商品2,5003
D商品3,0002
E商品1,5004

佐藤さんの悩み:「金額データが存在しない」

佐藤さんのデータには、「単価」と「数量」の情報はあるものの、
肝心の「金額」が記載されていません。

そこで山田さんは、「掛け算(*)を使えば、簡単に金額を計算できるよ」と説明しました。

💡 掛け算(*)の使い方

EXCELでは、掛け算をするときに*を使います。

これは数学でいう×と同じ意味です。

山田さんが佐藤さんに、
「例えば、B2に単価、C2に数量が入っていたら、こう入力してみて」とアドバイスしました。

=B2*C2


これは「B2の単価とC2の数量を掛ける」という意味です。

📝 計算手順

  1. 新しい列「計算金額」を作る
  2. 各行に「=単価 × 数量」の計算を入力する
  3. オートフィル機能を使って他の行にも適用する
商品名単価 (円)数量計算金額 (円)
A商品1,20056,000
B商品800108,000
C商品2,50037,500
D商品3,00026,000
E商品1,50046,000

「なるほど!これなら金額がすぐに計算できますね!」と佐藤さんも納得。
「関数を使わなくても、EXCELの基本操作で簡単に計算できるね!」と山田さん。

🔍数式の確認

「数式がちゃんと入力されているか確認するにはね、Ctrl + Shift + ~ を押してみて」と山田さん。

すると、EXCEL上で数式が可視化され、こんなふうに表示されました。

商品名単価 (B列)数量 (C列)計算金額 (D列)
A商品1,2005=B2*C2
B商品80010=B3*C3
C商品2,5003=B4*C4
D商品3,0002=B5*C5
E商品1,5004=B6*C6

まとめ

佐藤さんのように「金額列がない!」と困っても、EXCELの基本操作を知っていれば、すぐに計算できます。

「単価 × 数量」で金額を求める方法は、請求書の作成やデータ分析のレポート作成にも役立ちます。