総額から単価を逆算する方法【データ分析のあるある】

データ分析の現場では、金額しか与えられておらず、単価の情報が欠損しているケースに遭遇することがあります。
今回も、新人データ分析官の佐藤さんが、そんな状況に直面しました。
「このデータ、金額はあるんですが、単価がどこにも書かれていません…。どうすればいいでしょうか?」
そんなとき、
先輩の山田さんが「心配いらないよ!EXCELなら、関数を使わなくても簡単に単価を計算できるよ」とアドバイスしました。
なお、関数を使わず、EXCELで金額データが存在しない時の対処法
を知りたい方は、こちらをご覧ください。
1️⃣ 佐藤さんの悩み:「単価を求めるには?」
佐藤さんのデータには、金額
と数量
の情報はあるものの、単価
が記載されていません。
そこで山田さんは、「割り算(/
)を使えば、簡単に単価を求められるよ」と説明しました。
💡 割り算(/
)の使い方
EXCEL
では、単価を求めるには金額を数量で割ります。
例えば、B2
に金額、C2
に数量が入力されている場合、次のように入力します。
<code>=B2/C2</code>
Code language: HTML, XML (xml)
「これは、B2
の金額をC2
の数量で割る、という意味になるんだよ」
📊 佐藤さんのデータ
商品名 | 金額(円) | 数量 |
---|---|---|
A商品 | 24000 | 8 |
B商品 | 15000 | 5 |
C商品 | 18000 | 6 |
D商品 | 12000 | 4 |
E商品 | 9000 | 3 |
「なるほど!これなら単価がすぐに計算できますね!」と佐藤さんも納得。
🛠 EXCELでの操作方法
- 新しい列を作成し、「単価」と名前を付ける
- 各セルに、
=B2/C2
(B
列が金額、C
列が数量の場合)を入力 - オートフィル機能を使って、他の行にも適用する

数式をコピーすることで、同じ数式を繰り返し入力する手間を省き、時間を大幅に節約できます。イメージが付かない方は、数式の原則|数式のコピー方法 で詳しく解説しています。
🖩 数式を表示する方法
「数式がちゃんと入力されているか確認するにはね、Ctrl + Shift + ~
を押してみて」と山田さん。
すると、EXCEL上で数式が可視化され、こんなふうに表示されました。
商品名 | 金額(B列) | 数量 (C列) | 単価 (D列) |
A商品 | 24,000 | 8 | =B2/C2 |
B商品 | 15,000 | 5 | =B3/C3 |
C商品 | 18,000 | 6 | =B4/C4 |
D商品 | 12,000 | 4 | =B5/C5 |
E商品 | 9,000 | 3 | =B6/C6 |
🔍 まとめ
佐藤さんのように「単価のデータがない!」と困っても、EXCELの基本操作を知っていれば、すぐに計算できます。
金額÷数量
で単価
を求める方法は、コスト分析や売上管理にも役立ちます。📊